新潟の花火大会というと日本三大花火大会のひとつにも数えられる「長岡」が有名ですよね。
実は「海の柏崎」「川の長岡」「山の片貝」といわれるように、長岡の他にも地域を代表する花火大会があり、これらを合わせて「越後三大花火」と呼ぶことがあります。
本記事では、そんな越後三大花火大会のそれぞれの特徴や、2024年の開催情報について詳しく紹介していきます。
越後三大花火大会とは
- ぎおん柏崎まつり 海の大花火大会
- 長岡まつり大花火大会
- 片貝まつり浅原神社秋季例大祭奉納大煙火
越後三大花火大会とは、上記3つの花火大会を指します。
鮮やかな色彩が大海原を染める「海の柏崎」、雄大な信濃川を舞台に繰り広げられる全国屈指の「川の長岡」、世界一の正四尺玉が打ち上げられる「山の片貝」。
今年2024年は、7月26日(金)に「ぎおん柏崎まつり 海の大花火大会」が、8月2日(金)、3日(土)に「長岡まつり大花火大会」が、9月13日(金)、14日(土)に「片貝まつり浅原神社秋季例大祭奉納大煙火」が開催されます。
それぞれに異なる魅力がある越後三大花火をさらに詳しく紹介していきます。
1.「海の柏崎」ぎおん柏崎まつり 海の大花火大会
出典:柏崎観光協会
例年7月に開催される、新潟県柏崎市の夏を代表する一大イベント「ぎおん柏崎まつり」。
その中で、まつりの最終日に行われるのがこの「海の大花火大会」で、尺玉300連発、尺玉100発一斉打ち2連続、海中空大スターマイン、600メートルワイドスターマインなどを含む約16,000発の花火は圧巻。
広大な日本海を舞台としたロケーション、ビーチのすぐ近くから眺める花火はここ柏崎でしか楽しめません。
2024年の「ぎおん柏崎まつり 海の大花火大会」詳細はこちら▼
2.「川の長岡」長岡まつり大花火大会
出典:新潟観光ナビ
新潟県長岡市で毎年8月1日~3日に行われている「長岡まつり」。
3日間のうち、8月2日と3日の夜に開催されるのが「長岡まつり大花火大会」で、2夜合計約2万発、100万人もの人が訪れます。
長岡花火の歴史は長く、1879年に行われた花火大会が起源とされています。
新潟が誇る日本一の大河である「信濃川」を舞台に、音楽とシンクロしたストーリー性のある「天地人花火」、映画にちなんだ花火「この空の花」、正三尺玉にナイアガラ、超大型ワイドスターマイン「フェニックス」といった豪華絢爛な花火が盛大に打ち上がります。
復興祈願花火「フェニックス」は平原綾香さんの「Jupiter」の歌に合わせ、幅2.8kmに渡る区間で一斉に打ち上がる壮大なスターマインで、長岡の人々の願いと想いを乗せた花火は、毎年多くの観客に感動を与えています。
2024年の「長岡まつり大花火大会」詳細はこちら▼
3.「山の片貝」片貝まつり浅原神社秋季例大祭奉納大煙火
出典:新潟観光ナビ
「山の片貝」こと、片貝まつり浅原神社秋季例大祭奉納大煙火はなんといってもギネスブックにも掲載された世界一の打上花火、「正四尺玉」が目玉です。
奉納煙火であることから、打ち上げる花火1つ1つに想いが込められており、特に還暦の皆さんが上げるスターマインと、成人の皆さんのために町民一同が上げる正四尺玉は人々に感動を届けます。
祭りの雰囲気を楽しむなら、夜の花火だけではなく日中に行われる行事も見逃せません。
花火の打ち上げの無事を祈る「筒引き」や花火の玉を神社に奉納する「玉送り」が行われ、町中が祭り一色・花火一色になります。
2024年の「片貝まつり浅原神社秋季例大祭奉納大煙火」詳細はこちら▼
まとめ
会場のロケーションから「海の柏崎」「川の長岡」「山の片貝」と呼ばれる越後三大花火大会。
広大な日本海と山、そして日本一長い信濃川もある新潟県は、国内でも屈指の花火県です。
花火の魅力をより高める、新潟の地理的な魅力も存分に味わえる越後三大花火大会を、2024年は生で体感してみてはいかがでしょうか。