花火大会を見る犬と猫

コラム

花火大会に犬はNG。獣医も警鐘を鳴らすその理由とは

2024年4月12日

夏の一大イベントである「花火大会」。
そんな花火大会を、愛犬と一緒に楽しみたいと考える方もいるでしょう。
中には、全国でそれぞれ特徴のある花火が打ち上がる花火大会は、旅行のプランに入れている人も多く、「犬を連れていった旅行で花火も楽しみたい!」と考えている方もいるかもしれません。

しかし、愛犬を花火大会に連れて行くのにはリスクが伴います。
本記事では、花火が犬に与える影響、そしてその危険性や対策を紹介していきます。

犬を花火大会へ連れて行く危険性


花火大会は、基本的にとても多くの人で混雑します。
普段よりも見通しも悪く、人間であっても「ぶつかって物を落としてしまった」「つまずいて怪我をしてしまった」そんな経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか。
当然、足元はさらに視界が悪く、犬に気がつかない人もいるでしょう。

また、犬自身が花火や人混みを怖がることもあります。
具体的には、犬を花火大会へ連れて行くことには以下のような危険が潜んでいます。

逃走

音や光によるあまりの恐怖に、パニックを起こしてしまいその場から首輪を外して逃げ出してしまう危険性があります。
逃げ出してしまった結果、場合によっては迷子になってしまったり、交通事故にあってしまったりする可能性も考えられます。

拾い食い

花火大会の会場では焼き鳥の串など美味しい匂いのついたゴミや、人間が落としてしまった食べ物など、犬にとってとても魅力的な物がたくさん落ちています。
これらの物を食べてしまうと、中毒を起こしたり、串やゴミなどであれば内臓を傷つけてしまったり、のどに詰まらせてしまったりするなど、大きなトラブルに発展する可能性があります。

他者・他の犬とのトラブル

混雑する会場では、普段はおとなしい性格の犬であっても、いつもと違う環境に驚いて思いも寄らない行動をとってしまう可能性もあります。
小さな子供が手を出してきたり、大きな人が近づいてくることでパニックになってしまった犬が噛んでしまうという危険もあります。

犬が花火の音を怖がる理由

犬は人よりも聴覚が鋭く、自然界に無い音や突然の大きな音を本能的に回避しようとします。
特に、花火はもちろんですが、他にも太鼓や雷の音というのは「聞こえる音」だけでなく「体に響く音(振動)」も犬が怖がる理由のひとつと考えられています。
人間でも花火の響く音が苦手な人がいるように、人よりも体の小さい犬たちはかなりの振動、場合によっては恐怖を感じているのではないでしょうか。

犬が花火の音を怖がるときの対策

犬を花火大会に連れていくことはなくても、自宅の近くで花火大会が開催されているなど、どうしても花火の音が避けられない環境になってしまうことも考えられます。
そんなとき、一番良い対策法は、花火の音が聞こえない場所に移動してあげることですが、難しい場合には以下のような方法で対策をとることができます。

飼い主が落ち着いて抱っこしてあげる

怖がっている愛犬を落ち着かせてあげるためには、まず飼い主が落ち着くことが大切です。
犬は人の気持ちに敏感であるとよく言われるように、一番身近な人である飼い主が怖がっていると、犬もさらに不安になってしまいます。
まずは、飼い主が落ち着くこと。
そして、優しい声をかけながら撫でたり、抱っこしてあげたりしてあげてください。触られるのが嫌いな子なら声をかけてそばにいてあげるだけでもいいです。

犬が安心できる環境を作る

犬はもともと巣穴を掘って暮らしていたこともあり、狭くて暗い場所が落ち着くという犬が多いです。
花火の光や音がしている場合には、大きめのバスタオルで身体を覆ってあげたり、身を隠せるような箱やスペースを用意してあげると良いでしょう。

一緒に遊んで犬の気をそらす

おやつやおもちゃなど、その犬が好きなことを一緒に行い、気をそらしてあげましょう。
軽くびっくりしているだけであれば、すぐに楽しいことに夢中になれるでしょう。
本当に怖がっている犬の場合には、声をかけてもおやつを目の前に出しても無視してしまうことがあるので、そのような場合には無理にあげず、落ち着いてからご褒美としてあげると良いでしょう。
そうすることで、犬の中で「花火=怖い」という感覚が減り、徐々に花火の音や光に耐性ができてくることにもつながります。

まとめ

大切な家族だからこそ、愛犬も一緒に花火大会に連れて行きたいという気持ちは十分わかりますが、万が一のことを考え愛犬はお留守番させるという選択をするのも飼い主として大切なことです。
花火大会には行かなくても、近くで行われている花火の音や光でパニックになってしまうという犬は、一度ドッグトレーナーや獣医師に相談してみるのも良いでしょう。

愛犬が花火の音に怖がらず、一緒に花火を見たいという場合は、必ず犬の安全面に配慮した上で、ルーフバルコニーや屋上など脱走などの心配がない安全な場所から見るようにしましょう。
飼い主さんが抱っこして見るときには、腕の中からの飛び出しや転落に注意してください。

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